今月の言葉 アーカイブ


2019年5月の言葉

我が国は開闢(かいびゃく)以来、君臣の分定まれり。臣を以って君と為すこと未だあらざるなり。天津日嗣(あまつひつぎ)は必ず皇緒を立てよ。無道の人は宜しく早く掃除(そうじょ)すべし。

和気清麻呂が持ち帰った神託

令和元年の初日5月1日に、私は家族で宇佐神宮を参拝しました。私の先祖は宇佐神宮の弥勒寺を管理した一族の分家筋です。

宇佐神宮ではかつて、天皇が天皇家以外の血筋に取って代わられる危機(宇佐八幡宮神託事件)がありました。跡継ぎのいない女性天皇の後継として、天皇お気に入りの僧・道鏡が新天皇に即位しようとした事件です。このたくらみは忠臣・和気清麻呂の命がけの行動によって阻止されました。

翻って現在、男性皇族の減少により皇位の安定継承が問題となっていますが、天皇はあくまで皇緒(天皇の血統。血統とは男系の継承を指す)でなければなりません。この原則を違えれば、天皇はもはや天皇ではありません。二千年以上の歴史を持ち、神話につながる日本民族のルーツが途絶えてしまいます。この危機を救うのが令和の世を生きる私の使命だと確信し、宇佐神宮のご加護を祈りに参ったのです。


2019年4月の言葉

言葉にして表現するというのは、目標に近づく一つの方法

イチロー選手

日米通算4367安打を記録した大リーガー・イチロー選手の引退会見でのコメントです。

イチロー選手は50歳まで現役を続けることを公言してきました。それを叶えることはできませんでしたが、言葉に出してきたからこそここまで頑張ることができたとコメントしています。イチロー選手は出場機会を失ってからも自分を律し、再びグラウンドに立てるコンディションを整え続けました。それは心身ともに苦しい時間だったに違いありません。その時間を懸命にやりきったことこそが、どんな記録よりも自分にとって誇りであるということもコメントしています。やりきる意志を支えたのが「言葉にする」という行為だったと思います。

私の名前は「誠」です。言ったことを成すと書きます。いったん言葉にすれば、実現に向けて行動しなければなりません。言ったことを成してこそ誠とも言えるでしょうし、成そうとすることそのものが誠であるとも言えるでしょう。言ってみせる、やってみせる、名前に負けない自分でありたいと思います。


2019年3月の言葉

ヒントはいつも問題の中にある

M先輩

私の高校の先輩が、受験生を持つお母さんに対してSNSでコメントした励ましの言葉です。

「ヒントはいつも問題の中にある」とは、ひとつの受験テクニックと言えるかもしれません。入試問題という閉じられた空間の中では、問題が問う範囲外から答えは出ないからです。そういう意味では、受験の先輩が受験生の母に送った受験格言であったと言えるでしょう。

しかし一方で、受験という人生の一大チャレンジに対し迷い苦しみ挑む親子に対し、挑戦の果てには栄光があるということを伝えた人生の先輩としてのメッセージであると、私は感じました。 長い人生、もっと厳しく困難な挑戦がいくつも現れるでしょう。そんな時に答えを探す人生の知恵を、先輩が与えてくれている気がするのです。


2019年2月の言葉

死して不朽の見込みあらばいつでも死すべし、生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし

吉田松陰

何度もお言葉をお借りして恐縮ですが、またしても吉田松陰先生のことばです。

意味は解説するまでもないでしょう。自分の命に価値を求めるなら、命を捨てる覚悟が必要なこともあれば、どんなに苦しくとも生き抜く執念が必要なこともあるのです。

自分が生きるか死ぬかは勘定の外で、その命をどう燃やすことが世のためになるのかが重要なのです。


2019年1月の言葉

鍛錬は千日の行、勝負は一瞬の行

池田高校野球部監督 蔦文也

徳島県の山あいの高校を3回日本一に導いた名将・蔦文也監督の言葉です。

千日鍛錬して臨んでも、勝負は一瞬にして結論が出てしまいます。実力が発揮できないまま敗れることもあれば、思わぬ幸運でおさめる勝利もあります。目標達成のためには千日もの努力が必要だけど、千日努力しても一瞬の運で栄冠を逃す残酷さが勝負の世界にはあります。名将はそうした勝負の機微を知り尽くしたうえで、この言葉にたどり着いたのでしょう。

甲子園も受験も同じです。勝負の一瞬、この一瞬を勝ち抜くために千日の鍛錬をやってきたわけです。一瞬のために千日の鍛錬を重ね、千日の鍛錬に報いるためにその一瞬で力を出し切るのです。千日の行、一瞬の行、その両方を成し遂げられた者に勝利が与えられるのです。今年勝負に挑むあなたへ、激励の気持ちを込めてこの言葉を送りたいと思います。


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