今月の言葉アーカイブ


2018年7月の言葉

苦労と仲良くすれば、いつかきっと苦労が味方になって助けてくれる

高田好胤

法相宗管長 薬師寺住職であられた高田好胤師のお言葉です。友人が毎月プレゼントしてくれる月刊致知の2018年6月号に、好胤師長女 都耶子さんのインタビュー記事がありました。4ページくらいの文量でしたが、そこには素晴らしい金言がたくさん散りばめられていました。そのうちのひとつがこの言葉です。

誰にとっても苦労は苦痛でしかなく、それをプラスに変えるという考え方には大なり小なり無理があります。また逃げようにも逃げられない苦労もあるでしょう。そんな苦労に対し「仲良くする」という接し方があるのか! というのが、まずもって驚きでした。そして将来その苦労が自分を助けてくれるというのです。どんなに苦しい時も笑顔を絶やさずに真摯に課題に向き合えば、いつかきっとその積み上げが自分自身を助けてくれる日が来るのでしょう。

そう思えば苦労も悪くありません。笑顔で努力を積んで乗り越えましょう!


2018年6月の言葉

これより天下のことを知る時は、会計もっとも大事なり

坂本龍馬

新しい国を作る時、坂本龍馬は土佐の重臣・後藤象二郎に手紙を書きました。財政担当には、会計に精通している福井藩士・三岡八郎(由利公正/後の東京都知事)を採用すべしと。

現在、国会においても来年度以降の財政政策の在り方についての議論が続いています。自民党では平成30年度「骨太の方針」の中で財政健全化目標について言及すべく、党内議論がおおいになされました。

天下国家を語る坂本龍馬が「会計もっとも大事」と述べたとは意外な気もします。しかし実際に国家を動かし、持続可能ならしめるものはやはりお金なのです。持続可能な財政と社会保障を構築するために、あらためて会計というものを基礎から見直し、収支構造の改革に取り組んでいきたいと思います。


2018年5月の言葉

一歩前進

私が小学生の頃、学級目標として掲げられていた言葉です。

名言や格言ではないのですが、最近私が日々つぶやいている言葉です。

昨年の解散総選挙での苦戦以降、鬼木事務所は態勢の立て直しが迫られていました。いつ解散があるかわからない衆議院は常在戦場です。選挙が終わったばかりとはいえ、いち早く臨戦態勢を整えなければなりません。しかし焦る気持ちとは裏腹に、課題の克服は一向に進みません。そんな時に思うのがこの言葉です。昨日より今日、今日より明日、一歩だけでも前進しよう。一週間経ってみて、一歩だけでも前に進んでいるように、具体的に答えを出していこう。そう思って日々に取り組んでいます。

将棋の歩は前にしか進めません。一回で一コマしか進めません。しかしその愚直な歩みも、ひとたび敵陣に入れば「と金」となり、自在に活躍することができるようになります。一歩、一歩、また一歩。地道であっても前に進むことが大事だと自分に言い聞かせる日々です。


2018年4月の言葉

正直この町、何もないよね。小さい頃はここにいたら夢は叶わないんじゃないかと思ってました。でも今は、この町じゃなきゃ夢は叶わなかったと思います

カーリング女子日本代表 吉田知那美選手

さまざまな感動を与えてくれた平昌冬季オリンピック・パラリンピックですが、私が最も感動したのがこの場面です。カーリングで日本初のメダルを獲得したLS北見の選手達が地元に凱旋した際、吉田知那美選手が放ったのがこの言葉です。「正直この町、何もないよね~」という言葉に一瞬会場は凍りつきました。

しかし次の瞬間、会場は感動に包まれました。私もテレビでこの場面を見て、感動で涙が出ました。今思い出してもウルっときます。北の小さな町で仲間と共に夢を追いかけ、そして叶えた。その背景と苦労を知るほど、感動が増します。地方で暮らす、仲間と過ごす、夢を追う、多くの日本人に勇気を与えた言葉ではなかったでしょうか。

吉田知那美選手は「正直この町、何にもないよね」と会場を笑わせた後、「(私も)この町にいても絶対夢はかなわないと思っていた。だけど、今はこの町にいなかったら夢はかなわなかったな、と思う」と涙声に。会場に集まった大勢の子どもたちを見つめながら、「たくさん夢はあると思うけど、大切な仲間や家族がいれば、夢はかなう。場所なんて関係ない」と力強く語り、場内から大きな拍手が送られた。

2018年3月の言葉

新しい酒は新しい革袋に盛れ

新約聖書・マタイ伝

新しい思想や価値観を表現するためには、それに適した新しい形式や受け手の心構えが必要になってくるということ

先月、福岡大学の花嶋正孝名誉教授の瑞宝中授章の叙勲お祝いがありました。花嶋教授は、世界で評価の高い廃棄物処理方法を考案しました。その技術は「FUKUOKA方式」と呼ばれ、特にアジアの発展途上国の環境改善に貢献しました。花嶋教授はもともと土木の研究者でしたが、福岡大学に着任するにあたって新しい分野の研究をしようと考えたことがFUKUOKA方式の誕生につながりました。その時に先生の頭に浮かんだのがこの言葉だったそうです。衆議院三期目を迎えた私も、古い価値観にとらわれず新しい発想を新しい表現で世に問うていくことが必要ところにきているなあと感じている日々です。


2018年2月の言葉

困らなきゃダメです。人間というのは困ることだ。絶体絶命のときに出る力が本当の力なんだ。

本田宗一郎

ホンダの創業者・本田宗一郎さんは、「困る」ということを取り上げた名言を数々 残しておられます。

それだけ本田氏の人生が平坦ではなかったことや、困難を乗り越えて成長してきたことを表しています。

私も昨年、12年間一緒に政治に取り組んできた秘書を失い、右腕をもがれたような苦しみがあります。

しかしこの絶体絶命のときに出る力こそが本当の力だと肝に銘じ、乗り越えていきたいと思います。


2018年1月の言葉

和顔施(わげんせ)

仏教用語

仏教用語で、地位や財産がなくても心掛けひとつで誰でも簡単にできる布施のことを「無財の七施」と言います。その七つの布施(眼施・和顔施・愛語施・身施・心施・牀座施・房舎施)のうちのひとつが「和顔施」です。その意味は「人に対して笑顔で優しく接すること」。昨年末に私が亡くした秘書も、いつも笑顔でした。多くの方から「いつも笑顔で来てくれよったもんね。」と惜しむお言葉をいただきました。

笑顔でいる。ただそれだけのことで、人は人を幸せにできるのです。自分が生きた証として、皆の脳裏に笑顔がよみがえるような生き方を心掛けたいと思う年頭です。


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