

呉の武将・呂蒙(りょもう)は勇猛さでライバル国の魏や蜀にもその名が響いていた。その一方呂蒙は無学だったので、君主の孫権が少しは学問を学び人間の幅を広げるよう呂蒙に諭した。それから時が流れて、呉が蜀の名将・関羽と対峙した際、呂蒙は関羽の性格を分析し適切な献策をした。呂蒙は学問に励み、いつしか勇に智が伴う武将になっていたのだ。これに驚いた周囲の人達に呂蒙が言った言葉が「士別れて三日なれば刮目して相待すべし」。『志ある人物は(今は未熟なところがあっても)、別れて三日もすれば目をこすってよく見なければならない(くらいにしっかり修練を積んで立派になるものだ)』ということ。日本では「男子三日会わざれば刮目して見よ」という意訳が有名な故事成語となっている。
毎年9月になると福岡青年会議所では理事を選ぶ選挙が行われます(無投票のこともありますが)。選挙で人から投票してもらうというのは大変なことで、自分の思いを言葉で伝える能力やリーダーシップが厳しい目で問われます。しかし選挙で衆目にさらされるその数日間で、立候補者の中には飛躍的な成長を遂げる人が出ることがあります。私自身、思い起こせば高校受験やラグビーの夏合宿、そして県議選……極限状態の中に身を置き修練を積むことで、今まで越えられなかった自分の壁を越えることができるのです。今日の自分は昨日の自分ではない! 日々新たに成長を続けること、人に真似できないほどの努力により自信を積み重ねることが必要です。「今は未熟な自分だけれど、今に見ていろ俺だって!」そうした気概で日々を精一杯生きていれば、三日後の自分はひとまわり大きくなっていることでしょう。